2022.04.26 校長通信
校長通信 30号
校長通信30号
皆さんこんにちは。
鶴ヶ丘高校は、4月6日から新たに1288名でスタートしました。
4月7日の始業式では生徒に対して、改めて本校のグランドデザインを確認しながら、学校教育目標と育みたい生徒像、力を養い、何を学び、何を考え、何を得て卒業をし、どんな道を拓いてほしいか……すなわち本校のスクールポリシーについて話をしました。
コロナ禍では、時に目の前のことに囚われすぎて、足元だけを気にしてしまうことも多いです。だからこそ今、本校の大切にしてきたことも含めてもう一度、全生徒と全教職員と共に気持ちを一つにするために話をしました。
特に1年生では、新学習指導要領に基づいた新カリキュラムがスタートします。これは学びの本質に根差した「良く生きる」ための取り組みだと考えています。本校と家庭で、学びをよりインタラクティブな取り組みにしていく意義を理解していく必要があります。こうした点では、まさに生徒たちに関わる大人が変わる教育改革とも言えます。
また、「分かり合えないこと」を前提に、生徒会役員との対話集会 『茶ミット』 をはじめ、今後も全教職員と生徒達との 「対話」を積極的にしながら、いい学校にしていきたい一念で、学校長としてしっかりと取り組んでいくことを改めて宣言しました。
民法改正により、4月1日より18歳は成人となりました。それを受けて、一人の大人としてメッセージを送りました。
「現在のウクライナ侵攻を受けて、小国かつ少子高齢化先進国の我が国にあっては、争いに巻き込まれることなく、凛とした姿勢で本当の幸せを求めていって欲しいと強く願っています。自ら信じる価値を追求できる大人になって欲しいとも思います。
そのためには、既成の概念や制度そのものを変えていく勇気と知恵を持ち、物事の本質から考えられる人に成長してほしいと考えています。」
これからの学びから、大国に頼らず日本が昔大切にしてきた足るを知った里山生活を取り戻していくことがとても大切だと感じています。
生徒諸君はどう考えていますか?
また、ユネスコ憲章前文にある
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」
歴史からこれを今学ぶべきだと考えています。
鶴高生・同窓生・未来の鶴高生 幸せになるためにしっかりと学び続けていこう!!